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 STUD-and-TUBE 

#8771 に LEGO の将来を憂う
2004年 9月24日 記

9月に入り、店頭には2004年後半ラインナップの『Knights' Kingdom II』が華々しく並びはじめました。”今期の一押し商品”らしく、専用のディスプレイスタンド・エンボス加工にビニールコーティングのパッケージ・カリフォルニア レゴランドが当たるプレゼントキャンペーンと、ハリポのリリース当時を思わせる程の力の入った販促が行われています。
「城」シリーズはあまり感心の無い私ですが、兼ねてから話題になっていた #8771 Jayko -- The Rookie を買ってみました。イヤ、決して欲しかったワケではありません。俗に言う、怖いもの見たさってヤツです。


身の丈 20.0cm と言う巨体にしてたった 45pcs、組立時間はたった3分と言う不思議…それもそのはず、巨大パーツばかりを寄せ集めて組まれています。
最も大きな”胴体”部分のパーツは、高さ 7.5cm × 幅 5.0cm もあり、駆動力を待たないパーツとしては階段やバスタブに並ぶ、最大級のものです。しかも中身が詰まっているため、結構重たい物になっています。
この胴体を中心に %47452%47454 の大味のパーツを、これまた大きな球体関節 %x1130 で組み合わせていくわけですから、あっと言う間に巨大モデルが完成します。


顔はこんなん…ブルーの瞳がクール? 真一文字の唇は意思の強さを表す? 太い眉毛は凛々しい?
…ゴメン、私には不気味で怖い顔にしか見えないヨ。
ベルビルの顔もそうなのですが、欧米人にはこう言う顔が「かっこいい!」のでしょうか。理解に苦しみます。

更に言うと、兜のグレーの上にイエローをプリントしているので、下地の色が透けて顔色が悪いです。騎士だと言うのに、戦いの恐怖で蒼ざめているのでしょうか?


体躯のパーツは球体関節でジョイントされていますので、自由自在に動きます。ローテーション・リミッターなどは付いておらず、解剖学を完全に超越して正に”自由自在”にポーズを付けられます。
球体関節は”自由自在”にポーズを付けられる一方で、一点で固定されているに過ぎないのでホールド力が弱いという特性もあります。これだけの大型モデルをきちんと支えて立たせるには力が不足気味で、それを補うためには解剖学に基づいた”バランス”が必要になります。
かくしてリミッター無しの球体関節を使っていても、きちんと道理の通ったポーズのみが許されるという、不思議な秩序が生まれています。

   


このシリーズは6つ のセットがリリースされているのですが、これだけ大味なパーツだけで構成していて色やペイント以外にどうやってバリエーションを出しているかと言うと…胸・肩・腕・二の腕・腿・脛に付いている僅かなポッチに、%41855%47456%47457をつけてデザインに変化を与えます。
変化といってもそれは「装飾」が代わるダケで、プロポーションが変わるようなものではありません。キャラクタ性が変わるほどのものでもありません。


格好イイわけではなく、ポーズにも制限があり、組換えの余地も乏しい中で、どうやって『レゴブロック10の特徴―1.遊びの無限の可能性』を追求しているのでしょうか?
その答えは背中についたダイアルにあります。
モデルの腰の辺りを握って親指でこのダイアルを回すと、モデルの左腕が上下に動きます。この左手に剣を握らせておけば、剣を振るような動きができ、これでもってゴッコ遊びができます。
そしてオマケで貰ったこの剣で、騎士と戦う! らしぃです。

でもそれって、LEGO がやらなきゃいけないコトでしょうか?

「創る」事ではなく、ゴッコ遊びを提供する事が目的なら、○ANDAIさんとか●カラさんに任せておけば良いものを。彼らならもっとセンスの良いものを作って、上手に売ると思うなぁ…

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